Seminar in World Literature

英文学科世界文学ゼミ(「加太(かぶと)ぜみ」)の案内ページです

ゼミの概要

 

 このゼミでは世界文学の看板の下、英語圏の文化を扱っています。英語圏という言葉が指す対象はとても広いです。英語はイングランドという小さな国で生まれましたが、今では世界語のひとつです。英語原作の文学作品、文化作品だけでも膨大な量にのぼります。他方で、他の言語から翻訳され、英語圏で親しまれているものも多いです。


 このように、言語や文化は地理的な境界を越えることがあります。さらに時を越えて伝わることもあります。この越境の際に何が起こっているのか? どのような作品がどのように境界を越えるのか? これらがこのゼミでの大きな問いとなります。そんな大きな問題意識も持ちつつ、まずは個々の文学作品、文化作品に親しみ、楽しみ、真摯に向き合って、自分の考えを精確に表現することが根本になります。


 内容以外の特徴としては、大きな問題を意識しつつ細部を疎かにしないという態度が挙げられます。また、研究活動で個人で独立して活動する力は大切です。他方で、仲間の存在はさまざまな面で助けになるものですので、他の受講生と協働する力も重要です。とはいえ、言うは易く行うは難しです(私自身も修行中💦)。今はこうした態度が身に付いていなくても、一緒にがんばっていければと思っています。

 

大学案内にも載った写真で、少し演出が入っています……

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