担当教員の加太が、日本ヴァージニア・ウルフ協会全国大会で研究報告を行いました。
「ソーシャルなものを多様に構想する — 世紀転換期から戦間期にかけての英国の科学と文学」と題したシンポジウムで登壇者として話しました。
題目は「「社会主義の問題は主として規模の問題である」 — 大きさおよび距離に注目してウルフとJ・B・S・ホールデインとを合わせ読む」でした。
1910〜20年代に活躍したイギリスの作家ヴァージニア・ウルフと、同時期に活動した生物学者J・B・S・ホールデインとのテクストを、大きさおよび距離の効果やその相対的な変化といった点に着目して合わせ読むものでした。
くしくも、4年生の卒業論文中間報告会と同じ週に同じような気持ちを味わったことになります。
ということは、私もこの報告内容をちゃんと論文の形にして世に問わないといけないですね。
会場の福岡大学は立派なところで、他の研究報告や質疑応答から大いに学ばせていただいた1日となりました。
他の仕事でもあわただしい時期だったのであまり下調べもできず、観光を楽しむとはいきませんでしたが、名物の皿うどんが食べられたのはうれしかったです。